2011年1月10日

やる夫がルイ16世になるようです 第12幕

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405 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:45:22 ID:atgubF/o

【1789年 1月24日】

パリ市内

         //"////
      /|/|"/  ///
      /|/"レ|/" / ∥ //
     //ノ/v/ ̄ ̄ ̄ヽ/
     ル/|/   __
     ||/v   /_/  ノ
     |/"/ //|   レ    おい、聞いたか!
     < ルレ J /     /
     丿、L' ̄          三部会の開催が告知されたぞ。
~i    <ー  ゛ ヽ
=|     | /           これで、ようやく俺たち平民の声が
_ノ    丶 ―      /
 し⌒ヽ  丶 ≡   = /     国王の許に届くんだ
  / /    \ ≡/
 "(_ノ       二|ヽ    
  /|   __/ /:/ ノ\
人_ノヘ/ ゛  /:::| |ヽ
゛゛  ヘ/  /::::::::/ ̄ ヽ
__/、 ノ |::::::::::| ̄ ̄\
  /|  |゛_ ヘ:::::::ヘ
          ,/

            ___   ,,.......、 ヽ, 、
          / r''`,r'"    `ヽ) ヽ , - 、
         /   レ"          '"∠⌒`
       , -、!                 、゙ヽ
     /                     ヽ`!
    /⌒>                     ゙、
     /                       ',
    /                         !   あぁ、しかも第三身分の代表者は他の身分の倍の
    i  /       ,i! ハハ   ,!i        ,'
    '、 {!, i      ,! l l l .l  /! l  ,ィ     /     数が選出されるらしいぞ。
    `ヽ! ヽj、     H,,!、! .l /'! l ,!-j/jノ  i
         `'!,   i !r',.、\l/  jノ∠゙`'l i   '、  )ヽ 俺たちも、貴族や聖職者と対等になれるんだ
     /(   j  (i i `''゚`''` ー'''"゚-" / l)   `'''゙ノ
    (  `''-'"   '! ハ     j     /l .!     `ヽ   
     `>      V ゙\  ー - ,/ V       `ヽ
  ,r''~ ̄    / ,'    | `''- ''" |  _ ヽ  `:、   !
 /,r'7     ,' ハ(ー'゙r`┘、__  __,, ゙くノ ヽ__i   !  ハj
 '、! !____r''T"!、 ! `ー' l----------/   ,/  ,イト:、 ノ
---''"  i、 `:,、゙`'' \ '!、    ,,-'' /` ー'--'" ノ  `゙ヽ,





406 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:45:46 ID:atgubF/o

【解説】

                   , ─ '^ヽ ̄ヽ       r,
             / /   i  ヘ_ ヽ      /<
               / / イ∧! ハ`  \rヘ'´\ソ〉
                | /  ィ=t、 }/fホハ ト}   \ノ
             v!ノ 代_ソ )-辷{ィノ   /
                }ゝ、 { `ヾ ヮ_ ,イ \ /          みなさん、お久しぶりです。解説のみゆきです。
               / //`ヽ弋 ヘ \ ト
             / / /    \ ヽ!Y }ノ            1789年1月、ついに三部会の開催がフランス全土に告知されました。
.          /  ∠/   ノ ゝ}ノ人
          {イ  { .\  ヽ、.  〈 j、 ヽ ̄ ニヽ         その前後から、政治を批判する多くのパンフレットが
         \ `  i  / ゝ ∨j ソ   ヽ ヽ}
           } ィ、ノ了\ノv'`| ̄`ー}  ノ          世に出回りました。その最たるものが…
              / // i   i ヘ ヽー 、`ヽ
            {.ィ〈/__|__| ヘ〉、ノ  } ノ
            /:::::ァー==<、:::::::ヽ
             /::::::/\   ト}/:::::/
             , ':::::, '   \ ノ ,':::::/
          /::::, '     }ノ ノ:::/
            /:::/        〈ヘ┤
         { ̄j            t__ヽ

                  _,,、--――-- 、,
               /´::::::::::::::::::::::::::::::::::::`',
      ,r''j´ ̄ `ヽ、  /::::_;;、--――-- 、;;;:::::::l
     / /        ヽ /゙´,,. --―――-- 、,,`゙ヽ!
    l /        |l;:´---;=t;;ァ┬┬t;;ォ、、,_`ヽ|
    l,        ,'::ハ,゙´    ノ,、 l,     ヽ,゙l::〉‐、     第三身分とは何か、すべてである。
    人         ノ '  ヽ、... 'r'゙ ヽヽ、.... -'  Y 〈
   /   `''┬―‐'´ヽ-、 l''ー;=、;_―゙ニ゙-----__,ニ'' | ヽ    今日まで何であったか、何者でもなかった。
  /      `''ー、,、  `ト-!、__| ̄Τ ̄「 ̄|__,/  j  ノ
 ./   ,     / ,、   ハ;ト 、,.二,^,二,二´,./  /-ヘ     何になろうとするのか、何者かに!
 |    `''ー---|. 〈 ヽイ \、L.,,__|__,,.」.../   ,イ:::::::::゙i,
 |         ,ハ、,Уヽヽ、.`''ー---‐''゙´ _,,//|:::::::::::: l,
  \  ''ー――' )/::l   V:::``ヽ、_,,. -'´l / .|:::: _,、-┘
    ト、,__ ,∠/::::|   .l、:::::::::::::::::::::::::::/´   !:::::`''ー-、
   l:::::::::::::::::::::| :::::::::::|  /:::::ヽ、::::::::;、‐'´l,    l::::::::::::::: /
  ,':::::::::::::::::::::::l ::::::::::l  /::::::::::::::::: ̄::::::::::::::`i  ,'::::::::::::: /
  !:::::::::::::::::::::::::l ::::::::::| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ   j:::::::::::: /
  |::::::::::::::::::::::::::l ::::::::::!./:::::::::::::::::::::::::::::::::::/    !:::::::::: /

          【アベ・シェイエス】


407 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:46:06 ID:atgubF/o

         //"////
      /|/|"/  ///
      /|/"レ|/" / ∥ //
     //ノ/v/ ̄ ̄ ̄ヽ/
     ル/|/   __
     ||/v   /_/  ノ
     |/"/ //|   レ    おい、結局、このアベさんって人は
     < ルレ J /     /
     丿、L' ̄          何が言いたいんだ。俺にわかる様に説明してくれ。
~i    <ー  ゛ ヽ
=|     | /           できれば、3行で
_ノ    丶 ―      /
 し⌒ヽ  丶 ≡   = /    
  / /    \ ≡/
 "(_ノ       二|ヽ    
  /|   __/ /:/ ノ\
人_ノヘ/ ゛  /:::| |ヽ
゛゛  ヘ/  /::::::::/ ̄ ヽ
__/、 ノ |::::::::::| ̄ ̄\
  /|  |゛_ ヘ:::::::ヘ
          ,/

            ___   ,,.......、 ヽ, 、
          / r''`,r'"    `ヽ) ヽ , - 、
         /   レ"          '"∠⌒`
       , -、!                 、゙ヽ
     /                     ヽ`!
    /⌒>                     ゙、
     /                       ',
    /                         !   つまり、『ヒャッハー、これからは
    i  /       ,i! ハハ   ,!i        ,'
    '、 {!, i      ,! l l l .l  /! l  ,ィ     /     第三身分の世の中だぜ。
    `ヽ! ヽj、     H,,!、! .l /'! l ,!-j/jノ  i
         `'!,   i !r',.、\l/  jノ∠゙`'l i   '、  )ヽ 今まで虐げられていたが、そこんとこヨロシク!』ってことだ。
     /(   j  (i i `''゚`''` ー'''"゚-" / l)   `'''゙ノ
    (  `''-'"   '! ハ     j     /l .!     `ヽ   
     `>      V ゙\  ー - ,/ V       `ヽ
  ,r''~ ̄    / ,'    | `''- ''" |  _ ヽ  `:、   !
 /,r'7     ,' ハ(ー'゙r`┘、__  __,, ゙くノ ヽ__i   !  ハj
 '、! !____r''T"!、 ! `ー' l----------/   ,/  ,イト:、 ノ
---''"  i、 `:,、゙`'' \ '!、    ,,-'' /` ー'--'" ノ  `゙ヽ,


408 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:46:29 ID:atgubF/o

【解説】

              r-、
           rー―― !: : `´ ̄`. .' . 、
         ,!: : : : : : :!: i : i、: : : : : : : :ヽ、
         /: : : : : / /|: | : l:!ヽ : : : : ヽ : :ヽ
       / : : : : : ,': ,' .! l: : !| l: i、: : : ヽi : ',
        / : : : ,: : ,!-!‐ !,l: : l:! !‐!- 、 : : ヽ : !
.      ,': i: : : i: : :l :l  lノ!: : !! |/ ヽ : : i: ',: |    三部会の告知に伴い、さまざまなパンフが出版されましたが
      l : |: : : !: : :N  _! : リ ' _ ヽ: :|: :V
       |: /!: : :|: : l. ,´== `r‐{. ==ミ!i: :h: !     中でも、とりわけ有名なものが、アベシェイエスの「第3身分とはなにか」です。
      l/ !: : i、:i'{ ''''   ノ ,.ヽ  ''''ノ,ハ:l,ハ,!
        ヽ: l ヽ!:`iー‐‐' r‐┐`''''",!,! :i' :|:i     この書の中で、シェイエスは納税者である第三身分こそ
         ヽ! ,|: |:i`'ー- `_‐',., イ: !': : !: :!:!
      r 、     /|: :!|: : |, '^'、 ,ハl:/: : :,! : ',|     政治の主役であること、そして、三部会は身分制の評決ではなく
     ヽ ヽ_r_v r! :ヾ―l,  V  /: : : ハ: :ヽ
        Y,. -{ Y!:',: :ヽ:.:.V´,フ、ヽ/ : : /:.:`i,: : :',    人数によるべきであると主張しました
       l、/´)ハヽ'、 :ヽ:.ヾイ|.!|、! : :, ':.:.:./ ! : : ヽ
      / `ュ,ノ }i 〉ヽ :ヽ:ヾ|,|,!'l: :/:/:., '  !: : : : ヽ
        ト´、  ノ l':.:.:.:ヽ:}:.:.::.:.:.:|/:.:i//  l: : : : : : i
        !  `    !:.:.:.:.:lノ:.:.i:.:.:.:.:.:.,' /  l: : : : : : |              ,. --─‐- 、
                                           /          \
                                       _,.-‐厂 ̄         l  ヽ
                                        〈   }    l  |   l  |  ∧
                                          }ノ | {   !  !   |  l|   l |
さらに過激なことに、貴族や高位聖職者は            / l l l八.  ト、人  }  }|   l |
                              .       / l l {大不、ノ ,ィテミ、イ ,小.   |
国民に寄生しているに過ぎないと断じており           { l | lト代ハ  { 炊ソ' }/ レ'   |
                              .       Ⅵ N从 フ⌒ヽ、'_'_'ノ  | l | |
その内容は多くの人に支持されました                ∨ヽノ ヘ、 -‐  .イ    トl | l
                                         |  > 、 イ |   川人/
                                         ,. -┴へr‐-、_ノ  l  /::::/::::::\
                                       /  二ヱニニミ、`<ノ /::::/::::::::::::::>、
                                     /   ⌒<二>   \:::::/:::::::::::/  }
                                    ′  /フ´{::`ーァヘ     ∨:::::::/   │
                                    i   〈´ ∧:::::/   >、   ',::://    ∧


409 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:46:49 ID:atgubF/o

【ヴェルサイユ】

             _ノ   └- 、    ______
            /   /. : : .:.:.:.:.\´. : : : : : :`丶/⌒ヽ
           /,    〈: : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.>…─-, :.:.:.:.:.\ }
         /`,_┬ 、  \.:.:.:.:.:.:.:.:./    /.:.:.:.:.:.:.:.:.:V
            ′、`ヽハ    ` ─ '       /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ    国王よ、三部会の開催に先立って
            ! `   、_  , ィーr、 _     /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ }
            、  '‐<  ,   ̄`ヽ} -   , '.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./   !    陳述書が大量に届いているぞ
          }ゞ._   ̄  、`  ` /.:.:.:.:.:.:.:.:.:. '   /
           { `Y^ヽ、___   _. <:.:.:.:.:.:.:.:.:, '´    /     この中から、三部会の議題を選別するんだ
           \`ー'  ̄`¨ ̄       ̄ ̄     /
            ヽ、            _.   '´
                 `` …──…   ´

               ネッケル

          ______
        /         \
       /            \      ちらっと見ただけで、うんざりする量だお。
     /      ,   、,,.-='、'、 \
    /  `┬;;;:::┬′   ゙.゙、;;;;::',ノ  \    なになに、言論・出版の自由化、教会の財産の没収
  /    ⌒゙''''''´"    `''''''"  u   \
  |    U                  |  イーデン条約の破棄、税の平等化…ふぅ、みんな言いたい放題だお
  |                       |
  \                     /
    \                  /


410 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:47:05 ID:atgubF/o

                _________
           , -‐.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ‐- 、   ∧
      _ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.>x/  \          こちらの苦労など、まったく分かってないのだろ。
     / /.:.:.:.: '´: : : : : : : : : : : : : : ` >≠´.:.:.:.:.`ヽ`丶
      {  /. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/〃. : : :.:.:.:.:.:.:.:.} , ,,ヽ      それにしても、イーデン条約の破棄か。
     ヘ ,'. : : : : : : : : : : : : : : : : :r‐- </. : : : : : : : :.:.:.:/ / _,',
        ! : : : : : : : : : : : : : : : : : '、  `ヽ: : : : : : : : /    - }‐- 、   それだけは真剣に考えたほうがいいぞ
        {: : : : : : : : : : : : : : : : : : 丶    ` ー  ,    _, _, /…'
     _入 ` 、 : : : : : : : : : : : : : : ト、    、、 /    _ノ┘'
    ("._ __、    ̄          ヽ',    ´ -,    /
         `ヽ           _.z-\    __z '⌒ヽ
           ` …‐─… ´     `¨ ¨´   ̄´


      _____     ━┓
    / ―   \    ┏┛
  /ノ  ( ●)   \  ・
. | ( ●)   ⌒)   |   イーデン条約といえば、確かカロンヌが
. |   (__ノ ̄    /
. |         /    イギリスと結んだ自由貿易協定だお。
  \_      _ノ\
    /´         |    それがどうかしたかお
.     |  /       |


411 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:47:24 ID:atgubF/o

                _.. -‐─‐- .._ ,へ
            ,. . : '": : : : : : : : : : : ::Y   `>‐-=.._
           /. : : : : : : : : : : : : : : : : |  /. : : : : :.::.:::丶._
          /  : : : : : : : : : : : : : : : : /  {: : : : :.::::::::::::::::::::Y´ ̄ ̄ 7  その自由協定のせいで、産業効率の飛躍的に
        /. : : : : : : : : : : : : : : : : : /、'′ \: :.::::::::::::::::::::::/    /
          / : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ <fァ、  `ー----‐ '´   /    向上したイギリスから安価で良質な製品が
       ハ: : : : : : : : : : : : : : : : :〃 `ー `ヽ     _xrz、´-_ f
       | ヽ : : : : : : : : : : : : : /{  `  (__..、`'   '⌒ ̄`    }     はいってきて、国内の産業が打撃を受けておるぞ
       |      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   八      ̄`ヾ..__,  二   ノ
       ヽ              \             _.x=ミ/
         \              >、..__      イ ′〈
          \ _                 `くマーvニ=彳   〉


        ____
      /      \
     / ヽ、   _ノ \
   /   (●)  (●)   \    でも確か、わが国からはワインを輸出して
   |      (__人__)     |
   \     ` ⌒´     /ヽ   利益を確保するはずだったお。カロンヌの話では。
    /              \
    (  ヽγ⌒)        ヘ   \
 ̄ ̄ ̄\__/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          {;;;;;;;}
           L;;;;」


412 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:47:41 ID:atgubF/o

                _________
           , -‐.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ‐- 、   ∧
      _ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.>x/  \        ところがどっこい、イギリスはワインは
     / /.:.:.:.: '´: : : : : : : : : : : : : : ` >≠´.:.:.:.:.`ヽ`丶
      {  /. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/〃. : : :.:.:.:.:.:.:.:.} , ,,ヽ    安いポルトガル産を買い付けておる。
     ヘ ,'. : : : : : : : : : : : : : : : : :r‐- </. : : : : : : : :.:.:.:/ / _,',
        ! : : : : : : : : : : : : : : : : : '、  `ヽ: : : : : : : : /    - }‐- 、 早い話がフランスの貿易収支は
        {: : : : : : : : : : : : : : : : : : 丶    ` ー  ,    _, _, /…'
     _入 ` 、 : : : : : : : : : : : : : : ト、    、、 /    _ノ┘'     完全な赤字だ
    ("._ __、    ̄          ヽ',    ´ -,    /
         `ヽ           _.z-\    __z '⌒ヽ


          ___
         /     \
       /   \ , , /\   どっちにしても、国内の産業が打撃を
     /    (●)  (●) \
      |       (__人__)   |  受けていることには変わりなんだお。
     \      ` ⌒ ´  ,/
      ノ          \  それはなんとかしないといけないお
    /´      _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ
    |    l  ( l / / / l
     l    l  ヽ       /


413 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:48:03 ID:atgubF/o

【解説】

                 / : : : : : : /: : _/:_:/ !: : : : / |: | : : : : : : : : ',
                 /: : : : : : : : /: :'´/|: / |: : : : |  l:丁`ヽ: : :ヽ: : :i   イーデン条約というのは、イギリスとフランスが結んだ通商条約です。
             /: //: : : : ,': : : / .|/  :l: : : : |  ヽ|: : : : : : :.∨ |
                // ,' : : : : i: : :/ ,ィ≠k ',: : : :.| z=kVヽ: : : : : ∨   自由貿易により、産業革命真っ只中のイギリスから安い工業製品が
                  | : : : : :|: ://代 ノハ  ヽ:..:::| f..う㍉ハ: : : : : :l
          | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|小 {i ::::::j} } ∨:| {i:::::::ハヾ|: : :|:: :│   大量にフランスに入り込み、それによりフランス国内の産業が
          |  ━━━━━  l{ハ V廴ソ f==fヾ Vヒ ソ j: :.∧:: :|
          |   Wikipedia.  |ヘ}、 _ _ ノ ' ヽ、 `¨ ノ| :/小: :|    打撃を受け、結果、社会不安を増長させます。
.         /^) ~~∴~~  |: :ゝ _ ::.:.  こフ   ̄.:.:::/ :|/: : | ∨
       {/ ス          |: :.|: :.|> ,  __    </: : :|: :.│     これも、フランス革命の発端の一つとみていいでしょう。
        {/ _ノ           |: :.|少'   r|   Ⅳ\ /: : : :l: :.│
        ヽ'´_フ             |: :.|    |_   |  ノ: : : :/ : :│     では、閑話休題。話を三部会に戻します
        V|              |: :.|    |  `7 /: : : : /: : : : l
           ト|              |: :ヘ.    |  ,/ /: : : : / \: : : l
           {.L.rー‐、(こ'ー-、__.」: : :}ヽ   |  /  { : : : / /}: : :ヽ


         ________
         〈<三三三三三三三>〉
          ||   ___   .||
          ||  /       \  ||
          ||/ ―   ― .\||
        /   (●)  (●)  \    そういえば、三部会の代表者も選挙で
        |     (__人__)     |
        \    `⌒ ´     イ    決まったらしいが、第三身分は
        /´ ̄  (⌒)    .ィヽ
       〈   ,┌、-、!.~〈       i    いったいどんな構成になってるんだお
       .:` ー| | | |  __ヽ、   | l
            ||レレ'、ノ‐´   ̄〉.. | l
      __/´ `ー---‐一' ̄⌒::| \_
        ||三l    |ノ-‐-‐-|   |`ー´||
       ̄|.ヽ  _,l- 、 ̄ ̄|  .|''|''''|"
        | |ヽl´   |   〉  〈..| |
        | |  `-‐´  ...ヽ__ソ | |
         ̄            . ̄


414 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:48:30 ID:atgubF/o

           , 、
            /  ヽ_____
             /  /: : : .:::::::` -、__
           /   {: : : .:::::::::::::::}   ̄ 7
          /     ヽ:.:::::::::::::::ノ    ノ
       '       ` ‐-‐ '     「
       ',  _ `¨`     _       !    第3身分は、定員が他の身分の倍で、全員で621人。
        > -  、_x _,  `¨     レヘ
       /: :\    }ノ´   ニ  ノ y'   うち、僧侶が4人と貴族が15人混じってますぞ。
    , '. : : : : >--‐‐,   ___.. '  /
    /. : : :       _. へニ①-'   /     それ以外では、裁判官、弁護士といった司法関係者が半数を占めてますな。
   ,: : : :       ´           '.
   {: : :                '      あとは地主、工場主といったブルジョワ層や知識人といったところかのう
   /!: :                    }
  { ',:      , 、         ,
  ヽ._ヽ     /゚o}          〈
     \            _. -‐--`


             ________
            /            \
          /               \
         /              ´ ̄`    ´ ̄`
        /                          \
      /               /     ヽ   /   ヽ   貴族の中にも、第3身分の代表として
       |            ゝ  ー' 丿  ゝー'  く
       |                   /   ハ  ヽ  |   参加する者がいるのかお
       |                    ゝ_ノ ゝ__ノ  |
       ヽ                       `´ ̄`´  /
        \                         /
            >           ヽ  _____/
          /                ヽ


415 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:48:53 ID:atgubF/o

                _________
           , -‐.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ‐- 、   ∧
      _ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.>x/  \
     / /.:.:.:.: '´: : : : : : : : : : : : : : ` >≠´.:.:.:.:.`ヽ`丶
      {  /. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/〃. : : :.:.:.:.:.:.:.:.} , ,,ヽ     第三身分のものが、第1第2に混じることは出来んが
     ヘ ,'. : : : : : : : : : : : : : : : : :r‐- </. : : : : : : : :.:.:.:/ / _,',
        ! : : : : : : : : : : : : : : : : : '、  `ヽ: : : : : : : : /    - }‐- 、  その逆は特に問題ないからのう。
        {: : : : : : : : : : : : : : : : : : 丶    ` ー  ,    _, _, /…'
     _入 ` 、 : : : : : : : : : : : : : : ト、    、、 /    _ノ┘'      所定の手続きを済ませていれば、誰でもなれるぞ
    ("._ __、    ̄          ヽ',    ´ -,    /
         `ヽ           _.z-\    __z '⌒ヽ


                                                   , --ー -- 、
                                                , ´           ヽ
                                               /            .........ヽ
さてと、第三身分代表者のリストを見せてもらうお。               ,,ィ            ..::::::::::::::::::::ヽ
                                           / /           :::::::::::::::::::::::::::::',
むっ、15名の貴族の中にミラボーもいるお。               /   /            :::::::::::::::::::::::::::::i
                                        /    i       >ー--、 --ー''/ i|   ノ:::ト
                                      /       {      、●   `ヽ ,:::::::::::/ー´::::::::l ',
                                      /      ',         `ー--=ァ'   :::::ヾ=='':::::! ハ
                                     {       丶        イ´   ..:::::::::::ヽ::::::::::::l l
                                    /:l        ヾ、         {    ,、:::::::::::}:::::::::ノ  i
                                    ,'.:.:',         ヾー 、    r´ヽア ̄ ヽ- '::::,, イ   ト
                                   i.:.:.:.ハ          \.:.:`.ー{ r-'  ィ、_`i`ー、    !.:.i
                                 r.:'.:.:.:.:.:.:.:ヽ           ヽ.:.:.:.:ハ`ーフ´ ヽ_`ー, ヽ.:.:ヽ  ノ.:.:.:l
                                 ll.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`丶         ハ.:.:.:.r゙ー'   ィー`゙´ }l.:.:.:i´.:.:.:.:.:.:i
                                 ト.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ー -- __ ノ.:.:.:丶_ ィ=''/    l i.:.:.|l.:.:.:.:.:.:.l


416 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:49:08 ID:atgubF/o

           , 、
            /  ヽ_____
             /  /: : : .:::::::` -、__
           /   {: : : .:::::::::::::::}   ̄ 7
          /     ヽ:.:::::::::::::::ノ    ノ
       '       ` ‐-‐ '     「
       ',  _ `¨`     _       !       まぁ、ものは考えよう。
        > -  、_x _,  `¨     レヘ
       /: :\    }ノ´   ニ  ノ y'      第三身分の中に貴族が居れば
    , '. : : : : >--‐‐,   ___.. '  /
    /. : : :       _. へニ①-'   /        万一、議会が紛糾したときに
   ,: : : :       ´           '.
   {: : :                '         彼らを通じて、仲立ちを頼めるし
   /!: :                    }
  { ',:      , 、         ,
  ヽ._ヽ     /゚o}          〈
     \            _. -‐--`
       ` ー---‐  ´
                                             _____
                                           /         \
                                          /            \
議会の紛糾かお。そんな事態はできれば               /   -一'     ゙ー-   \
                                           /  /´  `ヽ   /´  `ヽ  \
避けてほしいお。今回の三部会招集は              /    (   ● l    l ●   )    \
                                     |     ヽ_   _ノ   ヽ_  _ノ     |
あくまでもフランス国内の財政問題の解決            |    ''"⌒'(    i    )'⌒"'     |
                                      \       `ー ─'^ー 一'       /
それ以上の議論は望んではいないお                 \        ー一        /
                                       /                 \
                                      /                     ヽ


417 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:49:28 ID:atgubF/o

【解説 というか、人物紹介】


                   , ─ '^ヽ ̄ヽ       r,
             / /   i  ヘ_ ヽ      /<
               / / イ∧! ハ`  \rヘ'´\ソ〉
                | /  ィ=t、 }/fホハ ト}   \ノ
             v!ノ 代_ソ )-辷{ィノ   /
                }ゝ、 { `ヾ ヮ_ ,イ \ /
               / //`ヽ弋 ヘ \ ト
             / / /    \ ヽ!Y }ノ
.          /  ∠/   ノ ゝ}ノ人
          {イ  { .\  ヽ、.  〈 j、 ヽ ̄ ニヽ
         \ `  i  / ゝ ∨j ソ   ヽ ヽ}
           } ィ、ノ了\ノv'`| ̄`ー}  ノ
              / // i   i ヘ ヽー 、`ヽ
            {.ィ〈/__|__| ヘ〉、ノ  } ノ
            /:::::ァー==<、:::::::ヽ
             /::::::/\   ト}/:::::/
             , ':::::, '   \ ノ ,':::::/
          /::::, '     }ノ ノ:::/
            /:::/        〈ヘ┤
         { ̄j            t__ヽ


さきほど、話題に出てきたミラボーという貴族の解説です。

後ほど、AA付きで登場しますが、さきほどでてきたアベ・シェイエスとともに

「フランス革命を始まらせた」と言われるほどの重要人物です。

あけすけな性格で庶民に人気を博し、本人はやはり貴族という立場上

立憲君主制を望み、第3身分と国王とのパイプ役となっていきます。


418 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:50:00 ID:atgubF/o

そして、数ヶ月の月日が流れ
【1789年5月4日】

三部会開催の前日に、国王夫妻および、三部会の代表者たち1200名が
ミサを行い、サン=ルイ寺院まで行進することになっていた。
彼らの行進の道には、多くの市民がつめかけ、パリの街はちょっとしたお祭り騒ぎとなっていた。


            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、       _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i   おい、押すなよ
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/..  / ̄l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l  /     レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    !
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / .|\  .riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-i、  うるさいな、俺だって
      /`゙i u       ´    ヽ  ! |(・)   !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(:.)~ヽ  |//ニ !  議員たちの行進を見たいんだよ
    _/:::::::!             ,,..ゝ! .|⊂⌒. ゙!   ヽ '      i゙!  7     ̄     | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /  .| |||||||||..!、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    i-‐i´   お、来たぞ、第三身分の議員たちだ!
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /    \ ヘ_  ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /         \__. ヽ.___,./  //ヽ、 ー         / ゝ  ミラボーさん、ステキ!
 .! \     `‐、.    `ー:--'´         /     .//イ;;:::::    //〃 \   __,. ‐' ./ / \
  ヽ \     \   /       ..⊂ (       /  /i:::::.   //      ̄ i:::::  / /


   .,-、
   ゙l::::`‐-、__     _,,,.....--_            _..、
 パ \,,,,,/   _,-‐'":::::::: : : : : `"'―-、...    .):ノ
 リ      .,,‐': :,-:::::::::: 、: : : : : : : ::i、: : ^''-、 ~´   __
 へ     .,,l―У:::::,,r'::/.: : : : : : : : : :ヽ: : : : ::゙'ヽ_,-‐"::::::::`゙゙'''-、
  :     ,l゙  l゙::::::;:l゙:/l : : : : : : : : : : ゙l――: : : ゙lヽ,,::::::::::::::::::::::゙' 、
  :    "   |::/,レi、/: : : : : : : ::,: : : : |: : : : : : : :゙|``\::::::::::::::::::::\
       ,,--''レ  lk_`|:.j : : : : : : |: : : : :.|: .,,,-'"`: : |   ゙i、::::::::::::::::::::::ヽ
       ヽ  |   l`|/|: : : : : : :.|: : : : :|'"`::::::: : ::,!   .゙l:::::::::::::::::::::::::ヽ      さきほどの紹介どおり、貴族でありながら第3身分の代表として
       .l、    / |: |: : : : : : ,}l: : : : :l゙:::::::::::::::::/    ):::::::::::::::::::::::::::      立候補した男。幼い頃にわずらった疱瘡のせいで、顔立ちはあまり
       〔゙‐   / .,「 .|: : : : : /.}|i : : /::::::::::::::::/′    ゙l:::::::::::::::::::::::::::::      よくなかったらしい
  ィ"゙''''ァ. i´   /   ゙l: : : :,/ ,|l |: :./:::::::::::::/      |:::::::::::::::::::::::::::::
   `ー'"´ ヽ、 /     .l: :,/゙‐'ノヽ|: /:::::::::,/       │::::::::::::::::::::::::::
        `'ヽ、、    |:/`    レ'ーヘ‐'´         ゙l、:::::::::::::::::::::::
           `゙゙'i、  |'         ヽ          ゙l、:::::::::::::::::::::
             ヽ           ヽ       __   ヽ:::::::::::::::::::::


               【オノレ・ミラボー】


419 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:50:30 ID:atgubF/o

::::::/:::/:::::::/:::/:/:::::::/::::::ヽ::`ヽ
::://::/::/:::/:::::/:::::::/::ヽ:::::::ヘ:::::ヽ
//::/::/:/::/:::::/:::::::/::::ヽ::\::::ヘ:::::ヘ
|/:::::/:/::/:://:::::/:|ヽ::::|:/::|ヽl::ヘ:::::l
::::/リ/:/::/://::::::ソ/ノ-、ヽ///|/::リ',|::',:l
::ノ| /::/:/:::/l:://,-‐tチ-、l:冫ヽ|/',|ヘ::',l   ミラボーさんはすごい人気ですね。
:::::::/,l/|/| // ./ノ   乂ノ |i リ::l://ヽ|ヽ:',
::::/i'ハ弋リ/,,  /'ヾ`ー‐' u/ノ|///|/::リ',|::',  貴族なのに、パリの民衆が声援を送ってる・・・
./l' `ー‐'';;l       / 'ソ|/ ハ|ノ::::ヽ|ヘ
::トヘ     、  ,_         / ハ|/ヽ:::::ト、
ヘ|::ヾ     ヽ       u //|/ヘ ヽト
 ヘ|: ヽ    r――、    /ノ  |/ヾ|\
     \  ヾ===='    イ  /    \
       >  ゙゙゙   // /      _=-'`\
           `ー ', . //     /       ヽ
          ヘ|ヾ>'´   , -‐'´          ハ
           ,r' __=-‐',r´ ̄ ̄ ̄`ヽ     ∧


    【マクシミリアン・ロベスピエール】
人権派弁護士あがりの第3身分代表議員。
人道的見地から死刑制度に反対したり、対外戦争に反対的な
意見を持っている。それがどうして、ああなった・・・

            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、       _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i   ミラボーさん、相変わらずダンディだな
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/..  / ̄l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l  /     レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    !
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / .|\  .riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-i、  気のせいか、周りに桜が舞ってたな
      /`゙i u       ´    ヽ  ! |(・)   !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(:.)~ヽ  |//ニ !  
    _/:::::::!             ,,..ゝ! .|⊂⌒. ゙!   ヽ '      i゙!  7     ̄     | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /  .| |||||||||..!、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    i-‐i´   多分、気のせいだろ
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /    \ ヘ_  ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /         \__. ヽ.___,./  //ヽ、 ー         / ゝ  お、貴族連中が来たぞ。無視だ、無視。
 .! \     `‐、.    `ー:--'´         /     .//イ;;:::::    //〃 \   __,. ‐' ./ / \
  ヽ \     \   /       ..⊂ (       /  /i:::::.   //      ̄ i:::::  / /


420 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:51:00 ID:atgubF/o

第3身分には惜しみない拍手と声援を送った見物客達だったが
第2身分(貴族階級)が通るときには、一切声援を送らなかったという。
そして、国王夫妻が通過する際に・・・

            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、       _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i   見ろ!国王陛下だ
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/..  / ̄l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l  /     レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    !
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / .|\  .riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-i、  国王万歳!フランス万歳!
      /`゙i u       ´    ヽ  ! |(・)   !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(:.)~ヽ  |//ニ !  
    _/:::::::!             ,,..ゝ! .|⊂⌒. ゙!   ヽ '      i゙!  7     ̄     | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /  .| |||||||||..!、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    i-‐i´   こっちに手を振ってくれたぞ。
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /    \ ヘ_  ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /         \__. ヽ.___,./  //ヽ、 ー         / ゝ  国王!俺だ、結婚してくれ
 .! \     `‐、.    `ー:--'´         /     .//イ;;:::::    //〃 \   __,. ‐' ./ / \
  ヽ \     \   /       ..⊂ (       /  /i:::::.   //      ̄ i:::::  / /


        /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .\
       /: : :             \
      /: : : :            \     十
    /: : : : : :               \.          |    *
  / : : : : : : :.:.:.:.:  _        _   \.     _人_   見るお、マリー
 |:::: : : : : : : : :.:.::.:.:´⌒\,, ;、、、/⌒`   l      ̄`Y´ ̄
 |:: : : : : : : : :.:::::;;( ● ) ノヽ ( ● );;:: |         |     パリの市民たちも、やる夫達を歓迎してくれてるお
 |:: : :: : : : : : : : : : :´"''",       "''"´  l
 \ :.: : : : : : : : . . . . (    j    )  /   +
   \:::: : : : : : ::.:.:.:.:.:.`ー-‐'´`ー-‐'′/
  /´ ̄ ̄`゙'ー、:;:;:;:;:;:;:;_:_: : : : : : : :イ
 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ`ヽノ


421 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:51:27 ID:atgubF/o

  /    _(       /´: : : : : : : : : : : : : : :\_
/     f   fj   /: : : : : : : : : : /: : : : : : : :ヽ丶、
  l    /´⊆※っ /: . : . : . : . : .:/ : : : : : : : :ハ: : :ヽ: :\
  ヽ  j    `   /: . : . : . : . :/: ; : ‐''´: : : :/ l : : : }: : : ヽ
 ̄丁ヽf      _/_:_:_:_:_:_:;;..≠、ニ -‐ フ´: :/  / : . : l: . : . ヽ
三/:.:.:.{  、h,.  l:.:.: : : : : : :/ _ ..``' ´‐< ,, _ ../::イ:.:../: . : . : .l
;;/:.:.:.:.:.} ⊂,. 、⊃{:.i:.: : : : : ´l `了''ゝ..、ー 、 _/ノ/: /:.:.:.: }: . : . !   ほんとですぅ
: :.:.:.:.:.(   J   |:.l:.: : : : :l: |    { ノ:;;jハ ´   /:Xl l:.:.:.:.l : l. .:l
:.:.:.:.:.:.:/     ヽl: : : : : |!:l    ヾ'ソ     ノ _`ヘ:.:.:.:./:.:.:l:./    こんな出来損ないの白饅頭でも
:.:.:.:.:.:.ヽ  「!   トヽ: : : : lヽ ヾヽヽハ      が;、∨:.:.:.;jノ
:.:.:.:.:.:.ハ ⊂,.、⊇ {  \: : '、             、 じ'/:/:.:.:.∧      ここまで歓声が上がるんだから
:.:.:.:.:/:.:ヽ lJ   |: : :.丶、\            ///ノ:.:/
:.:.:.:./:.:.:.:ム    ヽ: : : .  `    ヽ、 _   人/        私なんか、どれだけの声があがるやら
:.:./-‐≦ヽヽ  r、 }:: : : : .        ..ィ:::::::}
´〃     { c X'' ヽ: : ヽ:.:__:_ .   , イ:.:.※:.:.:}
 ll       ヽ ヾゝ ト、 /:::::.:.:.: ̄丁::l ヽ: : : : ノ
 l!      {    `ヽ Yハ:::::.:.:.:.:.:.l: : |/{: . 〈
 |       ヽ  fj  }Z´斤\:.:._:.:l: : .|  ヽn, |
 l        〉⊂, え ヽ〃|ハ ヾヘ)-、:.l  {f!〈
 ヽ   `丶、 {   lj  〈:/ |ハ  > 〉 ヾ、 |  |


            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、       _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i   見ろ!女王陛下だ
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/..  / ̄l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l  /     レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    !
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / .|\  .riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-i、  見るな、目が腐る!
      /`゙i u       ´    ヽ  ! |(・)   !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(:.)~ヽ  |//ニ !  
    _/:::::::!             ,,..ゝ! .|⊂⌒. ゙!   ヽ '      i゙!  7     ̄     | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /  .| |||||||||..!、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    i-‐i´   オーストリアに帰れ、売女が!
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /    \ ヘ_  ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /         \__. ヽ.___,./  //ヽ、 ー         / ゝ  オルレアン公万歳!
 .! \     `‐、.    `ー:--'´         /     .//イ;;:::::    //〃 \   __,. ‐' ./ / \
  ヽ \     \   /       ..⊂ (       /  /i:::::.   //      ̄ i:::::  / /


422 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:51:43 ID:atgubF/o

国王に対しては万歳の声が上がったが、マリーアントワネットが通る時には

沈黙と、マリーアントワネットの政敵であるオルレアン公を称える声だけだった。


     /: : : ::::/: : : : : : : :/: : : : : : : :〃:/: :/:::l: : : : : :l  \    |  ∧
.      i: : : ::::/:i: : : : : : ::/: : : : : : /: ::イ:::/::::::|: : : : : : i: : : :ヽ   }   ∧
    /: : : : :i: :|: : : : ::::/: : : : ::/: //:: /: :人ハ: : : : :::l: : : : : ヘ i_ } /  \
   ノ: : : :: : |k:|: : : : :/: : : :∠/:/ ./:::ノ: :/ Ⅵ: : : : : |: : : : : : :i不 レ    ヽ
....イ:/: : : : : : :|k:|: :ー/フ' ̄ /'´  /:/ /: 人_i:lヾ: : : ::|: : : : : : ::| ノ
: : :/∧: : : : : ::iミ: ::ハ/イ二二ヘ   / {/   = ミ>、::::::|: : : : : : : |/    _    そ、そんなバカな。
::::// /ヾ: : : :\: ::iK/ /:(::)::ミ、 `    /   イ ̄=ミヾ:::|: :/: : : ::: |_...ィ'´
://   >: : : : ヾi ` 弋::::::ソ /         r´(::):ヽ \У: : : : :://: : :∧      私たちの即位式のときに、あれほどの歓声を上げていた市民たちは
./    ∧: : : : : ハ  `ー='         i:弋::::ノ  ソ: : : : : :/ i: : : : :∧\
 フ/、. / / \: : :ミ、_        i      ミ_イ /: /: : / ./: : : : : : :\:   いったいどこに行ったんですぅ
 水ミ/ /:::{て \: iヾ       `        ̄/: /: : :/ ./: : : : : : : :\
   ./ /:::::}i{ ヽノ \     rー 、 _      /: :イ: : :イ //: : : : : : : : : : :
  / /::::::::::{ 人从} \   `ー _ )    ̄ ノ: :イll  /人: : : : : : : : : : :
 ノノ::::::::::::[乂ノ)}    \    ー      フ'´  ∧  | | >⌒ }: : : : : :
ニ彡:::::::::::::({ ili }}      >      ,  <´   〃 }  /r-イ ノ≦ ̄ケ}: :
:::::::::::::::::::::::::ヾ {{ヘ       ` ̄ ̄      /  ii  /{ { 人  } K}: :


彼女はショックのあまり、侍女に支えられなければ

歩けないほどだったという。


423 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:52:11 ID:atgubF/o

明けて、翌日
【1789年5月5日】

1200名の代表者が一同に会し、開会式が行われた。

         ________
         〈<三三三三三三三>〉
          ||   ___   .||
          ||  /       \  ||
          ||/ ―   ― .\||
        /   (●)  (●)  \    えー、オホン。
        |     (__人__)     |
        \    `⌒ ´     イ    ここに、三部会の開会を宣言するお。
        /´ ̄  (⌒)    .ィヽ
       〈   ,┌、-、!.~〈       i    これから、集まってもらった諸君は国家財政の再建について
       .:` ー| | | |  __ヽ、   | l
            ||レレ'、ノ‐´   ̄〉.. | l    議論するように。また、余はそれ以上の事への議論については
      __/´ `ー---‐一' ̄⌒::| \_
        ||三l    |ノ-‐-‐-|   |`ー´||  望んではいないので、そのつもりで
       ̄|.ヽ  _,l- 、 ̄ ̄|  .|''|''''|"
        | |ヽl´   |   〉  〈..| |
        | |  `-‐´  ...ヽ__ソ | |
         ̄            . ̄

         ___ _
  .‐::::二´::イ:iト、‐=-`::.、_
/::://::::,:イ::i:l:i::::、:::::`:、::`:.、
:::///://:i: |:!:|:i::::丶:::: ヽ丶\
/:::/:::/´::〃ハ:l::::!:!i:::: i丶`:!ヽ:ヽ::ヽ
: /:: /::::/:i::::: ハⅣ:;、!:::: l::::ヽ!:::i:::::::::::.
/i: /:: /i::l::: /i::lヽl::丶:::l::::::ハ:i|::i: i:、::i
!:|i:i::: i:i:ll:::/∧:!:::l` 、:ヽ!:i/:::i:ハ!::l::i l
::|l::|::::|:|::l: '/ ヽ: l   i::::!:!ト、:!::::i:ヽ! ! |   ( つまり、我々第三身分が望んでいるような
::!:|:|::::!:!: !/ィ示ヽ:!  !ハ /ヽ !ヽ:li:i:N:::!
::: |:|::::ヾ:::!`ヽ::ノ_ ' /' |! .ィ、 l:!::|:!:: '     政治全般に対する議論はするなということか。)
、i:|:Ⅳ:::iヽ!       !く:::ソ ! !::::!' /
: ト、!:! ヽ!         , ` ´ /|::,':/
: !i:N  `       ノ   /i:!:'/
:、:!|ハ     _       /::!:/′
小:!. ヽ       ̄ `   'Ⅵ'
::::リ.   \    `   /
Ⅵ.     ヽ、     ´                
`  ー  _   T ´
、     ` ー 、


424 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:52:44 ID:atgubF/o

                                       、
                                       、ヽヽ、,
                                   ‐==、''‐ヽ.:l::ヽ,.. -‐‐- 、
                                   ,. r‐'':::::`''‐::::::::::::::::::::` '' ‐ 、
                                ,.r ',. r ''´:::::::::::::::::::::::::::::::::., ' ‐、::`ヽ、
                              /イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、::::::::::ヽ、`ヽ、::ヽ、
                              ./::::/::::::::::::::::::i:::::i::、::::::ヽ:::::::::::ヽ、:::`ヽ::',
                              ./.:..../. .:/ .../.:l .:.l ..:.l:.ヽ ....:ヽ....  .: ヽ. .:.ヽ.l
( だが果たして、そうそう国王の思惑通りに   /.::::イ:... .:l..... lト:::l:::::ト::::::ト::ヽ、::::::',:::::::::::::::',:::::::::l
                            . |://.l:::::::::|:::::il__l::l l:::l ヽ::l ,.>r‐''':::l::ヽ:::::::::::l::::::::l
  みなが動くかどうか )             . |:/ .|::::::::::l::::il、ミュ、ヽl  -'ヤ;ハ'7ヽ::l::::ヽ:::::::::l:l:::::l
                            . レ .|::::::::l::l::il `´ i. ヽ  ` "   〉:::::::::',::::::::l l::::|
                               |::::::l::::ヽi'i. /    ヽ、 / ゝ''ニ l:::l::::::l l::|
                               .|:::::ll:::::::.!:'、`ヽ__    X  ./li::::::ll:::l::::| レ
                                l::::l ',:::::::::l ヽ、 ‐ ` ./ '/ .|i:::/::〉::::::l `:' ‐ 、_
                                ヽl ヽ:::::l  ヽ  '  ,. '   .|i//rl::::l -‐- .,,_::`'' ‐ 、
                                    ヽ::l   ヽ-ィ      ,.. !-l:::レ-::::ヽ::`ヽ、`'‐-、`ヽ、




                             /`ヽ
                      ,. -─‐- く     ',
             r─-  、 ,. ..´.:.:.:.:.:;;;;;;;;;;;;,;;.ヽ   ',
             :      ;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ  i
                ;      ';.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ゙ 、
              ;       ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!   ',     次はわしだな。
              '、        \.:.:.:.:.:.:.:.:.;:;;;;;;;;;;;;ノ    ',
            ,. ´.:ヽ        `゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙´    ...: ',    わが国の経済状況を説明してやるから
            ,:'.:.:.:.:.:.:l  :..             ,ィ::::!ヽ .., !
          ,.:'.:.:.:.:.:., ´i   ..   / i::::::lヽ     l/"´   !    ありがたく聞くように。
            /.:.:.:.:,. '´  i   ...   ´ ̄ ̄`     . ,   ニ´  ,'
        /.:.:.:, '    ',     `ニ     、__,. ‐'  :.  ,′  ,. -‐ '"´
          /.:.:.:,′     ヽ         .:           , ′"´
       ,:'.:.:.:,′         ヽ、            ,.  イ     ,.  "´
      ,'.:.:.:,′          ヽ、        ,. イ    ! ,.  "´
      i.:.::,′   ,. -‐´ `ヽ     「 `゙"""""´ ,. ヽ__ノ´
      l.:.:;,.  "´         \ __ノ  ,.   "´
     "´             ,.  "´


425 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:53:09 ID:atgubF/o

【3時間経過】


                             /`ヽ
                      ,. -─‐- く     ',
             r─-  、 ,. ..´.:.:.:.:.:;;;;;;;;;;;;,;;.ヽ   ',
             :      ;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ  i
                ;      ';.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ゙ 、
              ;       ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!   ',
              '、        \.:.:.:.:.:.:.:.:.;:;;;;;;;;;;;;ノ    ',
            ,. ´.:ヽ        `゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙´    ...: ',
            ,:'.:.:.:.:.:.:l  :..             ,ィ::::!ヽ .., !  以上で、わしからの報告は終わりだ
          ,.:'.:.:.:.:.:., ´i   ..   / i::::::lヽ     l/"´   !
            /.:.:.:.:,. '´  i   ...   ´ ̄ ̄`     . ,   ニ´  ,'
        /.:.:.:, '    ',     `ニ     、__,. ‐'  :.  ,′  ,. -‐ '"´
          /.:.:.:,′     ヽ         .:           , ′"´
       ,:'.:.:.:,′         ヽ、            ,.  イ     ,.  "´
      ,'.:.:.:,′          ヽ、        ,. イ    ! ,.  "´
      i.:.::,′   ,. -‐´ `ヽ     「 `゙"""""´ ,. ヽ__ノ´
      l.:.:;,.  "´         \ __ノ  ,.   "´
     "´             ,.  "´


.
       ハ:::l:::::、::::ヽ::::\:::::\:::::::\:::`ヽ、:::ヽ::ヽ:::::!:::!:::::l
     /:::::::l::::::!ヽ:ヽ::::、:::::ヽ:::、:\::::: \::::::\::::!::::ヽ:!:::i:::l:l
     !:/!:::::!::::::!::ヽ:ヽ{:::\:::ヽ::::\:::\::ヽ:::::::ヽ!:::::::}!::::l::li|   こ、こいつがブルジョワ連中から支援されているネッケル?
.     j/:::l:::::!:、:::!::ト、:、:ヽ:::::`ヽ{、::::::\::::\{、::::::::::::::::i::!::l:l !
       l:i:l::::i::i:、:l::lテ=-、:ヽ、_、::\_,≧ェュ、_、\:::::::::i::li::!::リ    なんだ、3時間も延々と数字を羅列していただけじゃないか。
      !ハト:{:!:i:トN{、ヒ_ラヘ、{ >、{ 'イ ヒ_ラ 》\::l::!:ト!!:l::l!
      ヽ i、ヽ:ト{、ヾ ̄"´ l!\   `" ̄"´  |::!:l::! j:ll:!     議事は身分別か、三部合同かとか、もっと他に
.         !::、::::i      l             u |:::/lj/l:!リ
        ヾト、:!u                 j!/ j|:::リ      説明しなければならないことがあるだろう
          ヾ!    ヽ  ‐       u /イ´lハ/
            }ト.、  -、ー-- 、__      /' !:://
             リl::l゛、  `二¨´    /  |/:/
         rー''"´ト!::i{\       /  / !:/
        / ^ヽ  ヾ!  ヽ _,,、'´    /  j/


426 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:53:37 ID:atgubF/o

         ________
         〈<三三三三三三三>〉
          ||   ___   .||
          ||  /       \  ||
          ||/ ―   ― .\||
        /   (●)  (●)  \
        |     (__人__)     |   以上で、開会式は終わりだお。
        \    `⌒ ´     イ
        /´ ̄  (⌒)    .ィヽ    明日からは身分別に資格審査を行うので
       〈   ,┌、-、!.~〈       i
       .:` ー| | | |  __ヽ、   | l    よろしくだお
            ||レレ'、ノ‐´   ̄〉.. | l
      __/´ `ー---‐一' ̄⌒::| \_
        ||三l    |ノ-‐-‐-|   |`ー´||
       ̄|.ヽ  _,l- 、 ̄ ̄|  .|''|''''|"
        | |ヽl´   |   〉  〈..| |
        | |  `-‐´  ...ヽ__ソ | |
         ̄            . ̄

           l/l//   ,. --- .. __        /
  な  絶       / /         `ヽ、_人/  ご  .身
  い  対    //  /         \    ざ  分
  で  に    /_   .′       ヽ、\  \   る  別
  ご  や      / ,,″ / ,ィ | l ll |l l ぃ ヽ <_ ///  は
  ざ  り   ∠ 〃 -/、/ ! | l ll ll | l i   '. / ’’’   嫌
  る   た    ///  ,.イfr㍉i、| | ll |l |,-H‐  i ′       で
 ///  く   /  l i  //|/`┴1| |/|ィ乏了ト、 ///     
. ’’’     .′ l|/,小、    _⊥ _   リ,ハ l .' /|  ∧
  /`Vヽ. /\  | | | |八   /ー--‐1`メ、厶ィi |/,.イ|  l  / ∨\
∠__  ∨  ヽ.} | | }川ヽ. ト、  ,ィ}/ //リ l/i/リ | ′
 ゝ   `V , ‐ァ .' メ、トく\/ヽヽ辷ク ,ィ'/‐-/リ,∠..._ l//
  \  // / //  丶 \\ \_/// / / /  `メ、
 ー- ヽ/   / // /〉   \ ヽ.ヽ    /{丁iヽ /  /   \       /〉
  // ー- / // /// ̄ ヾ 、 ヽ}     `l | ィ\ / /   /∧ /   //
./ /   / /ー//,′   }`ヾ i|  L___// | ,.へ,.イ/} // ,レ'  //
  /   / /  //7    /  !`ヽ、 // ,.ィ' / ト、く  /|  〈/
. /‐- / /  ///    /  /   ├く// l     l 丶>'  ノ  〇
.    / ー-///    /   ′  /  |   /     ヽ/ ̄/
        //´    /  /    '   /ー-' .. _         ̄l
.      〈/           '   /  /              `ヽ


427 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:54:01 ID:atgubF/o

::/::::/i::://::l::::l:!:::::/::ハ:|::!:|::ト、:::\:::',::、:丶::丶::、: ヽ
/::: /::l:::'/:i::|:::l::::::;':::i:::::l:|::::|::|小ト、::ヾト、:ヽ: ',:::i、::i::::i
:::::/::::l::i::::;斗、!::::,i:::l::::::; |::::|:l/:::|、 ` 、!:::i:: i:ハ l::i |ヽ!
::::'::::::l::l::::' r 、!: /:|::l::::/:l:|::::!!: /|!=≧、ヾl::::l':::!|:::!:|:::|
:::::::::::|:|:i::i { !:/:/l:l: /: ハ!:: Ⅵ:八 {{ }!ヾ!::/i::: |:::: !: !   身分別の議会になれば、結局は貴族と聖職者に
:::::::: i|:|:|::l y/:/:/l| ' / i∧::l {′ ヾ  }ハ. |::::|: /}:/
 ::::::!|:!:|::|V/l/ '. |::/ /' ヾ!.       '  、::::!/::::'    押し切られてしまう。第三身分の代表の数が
  ::::::!:::|::l::i: '    !'                V,'/
   :::::::l:il:l:' i                ,   ノ´      増えているところで、まったくの無意味。
   :::::|| |!. 、                r ´
     ::ll {.  \          - ― 、‐'          我々は三身分合同での議会を望んでいる
     :!.     ヽ          _ノ
            、        /
          、.   , -‐丶   _ ′
         \イ \    ̄
          \.  ヽ


【解説】

              r-、
           rー―― !: : `´ ̄`. .' . 、
         ,!: : : : : : :!: i : i、: : : : : : : :ヽ、
         /: : : : : / /|: | : l:!ヽ : : : : ヽ : :ヽ    以前にも述べたとおり、従来の三部会は身分制の議会で
       / : : : : : ,': ,' .! l: : !| l: i、: : : ヽi : ',
        / : : : ,: : ,!-!‐ !,l: : l:! !‐!- 、 : : ヽ : !    身分別に1票を有していました。つまり、まずは身分別に議論、票決を行い
.      ,': i: : : i: : :l :l  lノ!: : !! |/ ヽ : : i: ',: |
      l : |: : : !: : :N  _! : リ ' _ ヽ: :|: :V    最終的に貴族1票、聖職者1票、第三身分1票の多数決による議決となります。
       |: /!: : :|: : l. ,´== `r‐{. ==ミ!i: :h: !
      l/ !: : i、:i'{ ''''   ノ ,.ヽ  ''''ノ,ハ:l,ハ,!    これでは当然、第三身分の意見は国政に反映され辛くなります。
        ヽ: l ヽ!:`iー‐‐' r‐┐`''''",!,! :i' :|:i
         ヽ! ,|: |:i`'ー- `_‐',., イ: !': : !: :!:!    そして、第三身分の代表者たちも、その事は十分に理解していました。そこで・・・
      r 、     /|: :!|: : |, '^'、 ,ハl:/: : :,! : ',|
     ヽ ヽ_r_v r! :ヾ―l,  V  /: : : ハ: :ヽ
        Y,. -{ Y!:',: :ヽ:.:.V´,フ、ヽ/ : : /:.:`i,: : :',
       l、/´)ハヽ'、 :ヽ:.ヾイ|.!|、! : :, ':.:.:./ ! : : ヽ
      / `ュ,ノ }i 〉ヽ :ヽ:ヾ|,|,!'l: :/:/:., '  !: : : : ヽ
        ト´、  ノ l':.:.:.:ヽ:}:.:.::.:.:.:|/:.:i//  l: : : : : : i


428 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:54:21 ID:atgubF/o

    ,':. ,'   ; ,' /:.:;::;'!i.::i|.::.:::::: : :. :i:. ! i i: i ; i:. i::';:::.. ';::. !
    ,'::::..:: .:  ; .::; ;'.;:/i:i !i::ii::ii.:i::::. : .:i: i::. i:::il ;'!ii /!::,'!:.i i::::!::::. ':::. ;
    i:::::::: .: : .: ::::i .;-H'_i;;;;_i''ト!i、!:::::.: ::;:.i十リ;z;;;i/;_メ'、i: i i::::i::::::. !:::;'
    i::::::::.:: : .:::::/!::i '"i':;;;;::ム゙ヽ!i、:::::::;::! il:'"i':;;;;;;:ゾ'ゞ!::!.i::::i::::::::i::/
    ':::::::::::.:: :::::i !i       ゙、ヽ::/ソ ノ      イ::'::i::::i::::::::i/   我々、第三身分は三身分合同での議会を要求する。
    .'、:::::゙、::. :::ト、!',        : ソ '        ,' i/i::/!::i:::::;':l
     ヽ::.゙、:::.:::!:lヽ',        ,'         / ノ' j::li:::;':::|    この要求が受け入れられるまで、第三身分は
      ヽ! 、::::ト.i  ゙ 、     ヽ丶      /  ./''''!::ii:/:::::l
        ヽ::::i ヽ、 ` 、     、‐:::‐ァ    , '  イ:::::i:;'ノ':::::::|    審議を開始しないぞ
         ゙、'、    ゙ 、          / /.:|:::::ノ'i:::::::::::i
          ヾ      ! 、       ,  ' .::::l:::::::::il:::::l:::::i
                イ  ゙ 、....、 - '   /.:::::ト、::::::il:::::l:::::!
               / /|          /.:::::::::い::::i:::::::i::::i


【下級僧侶たち】


    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧   第三身分が合同議会を要求してるって。
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U (  ´・) (・`  ) と ノ   気持ちは分かるよね。俺らだって、生活は苦しいし
 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'       よし、俺たち第一身分が貴族と平民の調停役になるか


429 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:54:39 ID:atgubF/o

【解説】

                   , ─ '^ヽ ̄ヽ       r,
             / /   i  ヘ_ ヽ      /<
               / / イ∧! ハ`  \rヘ'´\ソ〉
                | /  ィ=t、 }/fホハ ト}   \ノ
             v!ノ 代_ソ )-辷{ィノ   /    第三身分の代表者たちは、身分別ではなく
                }ゝ、 { `ヾ ヮ_ ,イ \ /
               / //`ヽ弋 ヘ \ ト       全代表者による合同議会の開催を要求しました。
             / / /    \ ヽ!Y }ノ
.          /  ∠/   ノ ゝ}ノ人         もちろん、貴族側はこれを拒否します。
          {イ  { .\  ヽ、.  〈 j、 ヽ ̄ ニヽ
         \ `  i  / ゝ ∨j ソ   ヽ ヽ}    そして、200名の下級僧侶の代表者に突き上げられる形で
           } ィ、ノ了\ノv'`| ̄`ー}  ノ
              / // i   i ヘ ヽー 、`ヽ     第一身分が貴族と平民代表の仲立ちを始めます
            {.ィ〈/__|__| ヘ〉、ノ  } ノ
            /:::::ァー==<、:::::::ヽ
             /::::::/\   ト}/:::::/
             , ':::::, '   \ ノ ,':::::/
          /::::, '     }ノ ノ:::/
            /:::/        〈ヘ┤
         { ̄j            t__ヽ


                                      /: : : : : / /|: | : l:!ヽ : : : : ヽ : :ヽ
                                    / : : : : : ,': ,' .! l: : !| l: i、: : : ヽi : ',
                                     / : : : ,: : ,!-!‐ !,l: : l:! !‐!- 、 : : ヽ : !
貴族も第三身分もお互いの主張を譲らず    .      ,': i: : : i: : :l :l  lノ!: : !! |/ ヽ : : i: ',: |
                                   l : |: : : !: : :N  _! : リ ' _ ヽ: :|: :V
事態は進展の無いまま、1ヶ月がすぎました。         |: /!: : :|: : l. ,´== `r‐{. ==ミ!i: :h: !
                                   l/ !: : i、:i'{ ''''   ノ ,.ヽ  ''''ノ,ハ:l,ハ,!
そして、その時、歴史は動き出しました              ヽ: l ヽ!:`iー‐‐' r‐┐`''''",!,! :i' :|:i
                                      ヽ! ,|: |:i`'ー- `_‐',., イ: !': : !: :!:!
                                   r 、     /|: :!|: : |, '^'、 ,ハl:/: : :,! : ',|
                                  ヽ ヽ_r_v r! :ヾ―l,  V  /: : : ハ: :ヽ
                                     Y,. -{ Y!:',: :ヽ:.:.V´,フ、ヽ/ : : /:.:`i,: : :',
                                    l、/´)ハヽ'、 :ヽ:.ヾイ|.!|、! : :, ':.:.:./ ! : : ヽ


430 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:55:04 ID:atgubF/o

手続きのミスで、参加が遅れていたパリの代表者が到着。
そして、その中にかのアベ・シエイエスも含まれていた。

          ___________
           /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
       /:::::::::::::::::::::::::::::::∧ ̄ ̄ ゙̄'''''\
     /:::::::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄            ヽ
    .i":::::::::/            : __  ヽ
    i:::::::::::l       .,..-─ i.   ..ゝゝ┘`'''、 l       事態は膠着しているわけですねぇ。
    /:::::::::.|    .,, -"`'ー'゙  !    ゙.,    ! l
   │:::::::/   .,‐´      .," .i `_-..,,,,,,ノ  .ヽ      いいでしょう。我々は十分に貴族と議論を交わしました。
    .!:::::::.l   .ヽ      / . 、''″   ゙ゝ      \
   .i‐゙'ー、i!    `''―-‐    ー- - ゛   _,,,i..二.! ..l   これ以上は時間の無駄。我々で、新たな議会を作るのです
  .,′                   __,,,..__,ニ二r'"  .||   !
  .!        ,,,.ニニニニニィニニ`-ー‐''''゙l.  .i _.. .||   |
  .,′       ll、  |,    |    l、..-'''゙" //   |
  r           `';;._|___し──工-'"| .//   丿
  !             ゙!ミ────| ̄ ̄ .|  .,ノ゙,i′ ./
  ゙、         : ゙'' |''-,,.    !    .l_..-' /   / `゙゛-、_..
  \.__ヽ       `'- 二'―!ーー;;彡-'"   ,./::.│|::::::::::::::`ヽ
..,/::::::::::::::::::::::\             ゙゙゙゙゙̄″    -'く::::::::::ヽヽ:::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ミ--...、          _,..‐゛ ─ヽ:::::::::::>ヽ::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ  ` ̄ ̄ ̄ニ!‐ il/'"゛     ‘、 .,r彡'"::::::::::::


こうして、すったもんだの末、第三身分は自分たちで
勝手に「国民議会」を発足。自分たちこそが真のフランスの代表と主張し
第一身分、第二身分へも参加を呼びかけた。

                 _..-‐‐''′:::::丶_
               _r''´:::::::::::::::::::::::::::::  ̄--- 、
              _l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
          _,-┘::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│
         <::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│
           l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ      我々こそ、真のフランスの代表です。
         ,r‐′:::::::::│    ○ ソ:::::::::::::::::::::::::::::::::丶
         │::::::::::::::::::::゙ゝ     _/::::│○  、::::::::::::::::::、    この国民議会の決定に関し、国王の拒否権は
         │::::::::::::::::へ、 `―‐''":::::::::::::'、   `'┐:::::::___>
         ..::::::::::::::::::〕 丿゙''-_::::::::::::::::::丶.._..-'′:::::丿     認めません。ヒーヒッヒッヒッヒ。
       /::::::::::::::::::::'lノ\_ ./ `゛'''ッ-....______ :::::::::::::│
      -r:::::::::::::::::::::::::::::\_ ゙7ゝ..__ ノ  丿  厂丿:::::::::::::l
    ノ'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::´`''ー 、 了''‐‐jー--fっ'´:::::::::::::丿
   /′:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙゙\ /  ../'´:::::::::::ノ'"´
 _/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙彳"´:::::::::::::../
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ゝ、:::::::::::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ゝ::::::::::l


431 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:55:26 ID:atgubF/o

【下級僧侶たち】

    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧   第三身分が国民議会をつくったってよ。
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U (  ´・) (・`  ) と ノ   なんか、彼らって勢いあるよね。
 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'       俺たちも、あっちに合流しね?


なんと、国民議会に僧侶身分の者たちも合流。
さらに、国王に拒否権すら与えないという話を聞いた貴族たちは・・・

     /: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : :u: : : ヽ
.    /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
   /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
   |: : |: : : : : |: /  \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
   |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V   陛下、陛下、大変です。
  < : 」_: : / 〈 (・) |/:::::::レ(・) }|:./ヽ : |
  <:: |. 小{   _,,.. - :::::::::::、-.,_  レ{: :.|ヽ:|     第三身分の者たちがかくかくしかじかで。
   厶ヘ ハ   ::::::::::::::::::::、::::::::::::::: {ハ/ V
      \_! u     _ '     !        これは明らかに、国王に対する宣戦布告!
        ヽ    /   `t u /
      ___,r| \  {    / /          フランスの一大事です
    /:/::::| \  ヽ `_⌒ ィ ´
  /::::::/::::::|  \u  ´ ∧>、
/:::::::::::/::::::::|    \  /  !\::`ー- 、
::::::::::::::/:::::::::∧    /二\ |::::::ヽ::::::::::::\


432 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:55:45 ID:atgubF/o

         \  /:.:/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:\ ヽ \
          ヽ/:.:.:/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./:/:.:.:.:.!ヽ ヽlヽ
            /:.:.:.:|:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:///:.:l:.:.:.:|:.:ヽ / l
.           |:.:.:.:..|ィ‐_-_、_. -///;ハ:.:|:.:.:.:!:.:.:.V   l
.           |l:.:.:.:.N r‐ァ-、` ̄  メ/‐-ヽ|、:.:|:.:.:.:|   _」   陛下、これ以上、平民に好き勝手にさせては
            ハ:.:.:.:l  弋:ソ  /´ ィ=‐、、\/:.:.:./-r ´
          /:.li \_\      ,   弋:ソ '´/:.:.:./:.:.:.l      王家の威信にかかわるですぅ。
.      __ /:.:.li   il、   , -- ‐、   _/:.:./:.:.:.:.:.!
     /´‐-、ト,:./:li ※ il:.:\ {__   }  ア ̄/l:.:.:.:.:.:l:.l     なんとしても、彼らの横暴をとめるですぅ
.   /  ‐-〈//li  il:.:.:.:.:.> 二ニ´ィ:li ※〃:.l:.:.:.:.:.:.l:l
   l  `ニ7'´: :.li   il ̄ ̄ _\ノヽ._l:li   il-lユ‐_-、:.:!l
  r‐l   |フ!: : にli  il〃 ̄  ィトK\  li  ilこ|ー‐  |:.:.:.l
  |〉l  イ _): :.にli※/ \///)l:l l:l ヽli. ilこ!|二  /:.:.:.:.:!
/>にLイ<:.:にli /´     //(!|:| L!==li※!こl./  /!:.:.:.:.:.:.l

                                                       ____
                                                    ,. -'"´      `¨ー 、
                                                   /   ,,.-'"      ヽ  ヽ、
                                                ,,.-'"_  r‐'"     ,,.-'"`     ヽ、
余も、こんな急激な変革は望んでいないお。                    /    ヾ (    _,,.-='==-、ヽ       ヽ、
                                              i へ___ ヽゝ=-'"/ ●   _,,>         ヽ
国民議会が使用している公会堂を修繕の名目で閉鎖する。          ./ / ● > ='''"  ̄ ̄ ̄             ヽ
                                             / .ヽ-‐´''"       ヽ               i
また、国民議会の発足自体をルイ16世の名において             /    i   人     ノ               l
                                            ,'     ' ,_,,ノ  `─-‐' ヽ               /
破棄するお                                     i      `、  _y──‐ l                /
                                            ',       i_/  / _ '              /
                                             ヽ、       ̄ ̄               /
                                              ヽ、_                     /
                                                 `¨i                     ヽ
                                                  /                      ヽ
                                                 /                     ヽ


433 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:56:05 ID:atgubF/o

【翌日 1789年6月20日】

  .::'::/::,:イ,イ:/::::::/i|::::::':::: ヽ:::ヽ:::ヽ:::ヽ::::\
. /:::/::::::'::::///:i:i:::': !|i:::i:::i:i::i::\:`::、::\:\::::::、
/:::/::::/::::/,イ':::i:l:::::::/!|:::|::l l::|:::、:::\::\:::ヽ::ヽ: 丶
:::/::::/i::://::l::::l:!:::::/::ハ:|::!:|::ト、:::\:::',::、:丶::丶::、: ヽ
/::: /::l:::'/:i::|:::l::::::;':::i:::::l:|::::|::|小ト、::ヾト、:ヽ: ',:::i、::i::::i
:::::/::::l::i::::;斗、!::::,i:::l::::::; |::::|:l/:::|、 ` 、!:::i:: i:ハ l::i |ヽ!
::::'::::::l::l::::' r 、!: /:|::l::::/:l:|::::!!: /|!=≧、ヾl::::l':::!|:::!:|:::|
:::::::::::|:|:i::i { !:/:/l:l: /: ハ!:: Ⅵ:八 {{ }!ヾ!::/i::: |:::: !: !
:::::::: i|:|:|::l y/:/:/l| ' / i∧::l {′ ヾ  }ハ. |::::|: /}:/   公会堂の修繕?
 ::::::!|:!:|::|V/l/ '. |::/ /' ヾ!.       '  、::::!/::::'
  ::::::!:::|::l::i: '    !'                V,'/     どういうことだ、そんな話は聞いてないぞ。
   :::::::l:il:l:' i                ,   ノ´
   :::::|| |!. 、                r ´
     ::ll {.  \          - ― 、‐'
     :!.     ヽ          _ノ
            、        /
          、.   , -‐丶   _ ′
         \イ \    ̄
          \.  ヽ


       _,-―‐-、_r'ー―‐-、.._
    _,r´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ、
   ,r'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ii;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`l、
 ,r'´,i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i i;;;;;;;;;;;;;;;;;ii;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i、
  ,i;;;;;;;;;;;;;;;;!l'|!'|i'|!i ゙!'i、;;;|!'||! |;;ii;;;;;;;;;;;;;;;i
  l;;;;;;;;;;;;l'l.!-|、|..!_  !|'_!|l_!|!_,|l-!|;;;;;;;;;;;;;|
  ,l;;;;;;;;;;;!'`|ー!ァo-、` !´,!||ァo|‐ァ!i|;;;;;;;;;;;;|i、    国王陛下のご命令だ。
 ' !|!'l! !|| !   ̄   ,     ̄! | !|;;!`i;;;;!、
  |! | 、!|       ,!        |;!|l |;!| `    この公会堂には、誰一人いれることはできん!
    iト、|      ` ^       |,.イl
      !     ___,,    ,i;;!
      ヽ   ´         ,'!
       |ト、          ,イ |!
      _!_ヽ、     ,__∠_!、__
    i' ̄:::::::l i' l `ー一´i 1 !::::::::::::::::::::`!
    ノ::::::::::::::| ii !、;;;;;;;;;;;;i | |::::::::::::::::::::::i、


434 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:56:23 ID:atgubF/o

                  ,. -─- .、,
                     ,不:::く`ヽ;::、:::`丶
                   ハ:l::;;ヾ:ヽニヽ:ヽ::、ヾヽ
                   ,':::i:トヾヽ::ヽ:トヾ、ヽヽヾ`ヽ
               l::i::|l::卞ムヽ:;ヾY.ェYl::ト::ヽ
               |::l::ト;:::Kさ'く:::f ,`  リヽヾ',
                ';:';ヾトヽu `r'- 、  u|::ト`、    そんな横暴だぞ、門番の分際で。
                ヾヽヘu  |';二::!  入',
                 `トk   ヽ、zソ ./::| ヾ     どうせ、修繕なんて単なる名目。
           ___._,r、   Y:j` ‐ 、 ー´/ トj
         /`ヽ_j'、_ノ ̄l!'´ヾ- 、_`_¨   」、      我々の邪魔をしたいだけだろう!
          ∧ ,ノ  Yヽ  l  ヽ     7ヽ~ヘヽ.、
       /-'´「 ヽ ヽj_. l   ト、  /〃ハ  | ヽ `ヾ 、_
      r'´, イ ヽ、 `,__,ィ、__)| l  ヾヽ∧'〃ノ゙ヽl  ヽ  ヽj`ヽ
      / '´  ト、  Yrイ  ∧l ',  ヽ  Tヘ',   l _..ノ   l j ',
      ,′   .}、二ィ } /   l ヽ   ', |、、ヘ. | \  / }. ヘ
      i     トz'_ノ,イ    |   ',.  ', l、ヽヘ |   |     j/ l
     |   ノ \¨7/     l  ト、  ヾ 、ヽ ',.l   lー- //  |
     ゝ─'-- -r-`'      l  ',.ヽ ヽ ヽヽ!  | ̄  /j   l


               _, -──- ,_
              ,.'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`';,
         /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ
.         /´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ
        /∥;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ
         ∥/;;;|;/;;;;;i;;;/;i;;|i;i;;i;i;;i;;i;;;;;||`
          ,_,,, ヘ!|;||!|.|.|||||.:||.!|ヘ!ヘ|.|.||//~`'ヽ 、            文句があるなら、国王陛下に申し上げればよかろう。
    ,,-;;''´;;;;;;;;;;;;ゝ'.ゞ'ヽ||`.:|.:|,,〆´.:.:|'';;;;;;;;;;;;;;;;;;;` ヽ 、
  ,i- '´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.:ヘ: : : :':': :': : : : : : /.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\       どうしても通るというなら、こちらも実力で排除する。
'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧.:.ヽ: : : :' : : : : : :.:./.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\-
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.:./.:.:.:.:.:.:.:i''¨¨ヽ.:.:.:.:.:,-- !.:.:.:.:.:.:.:.ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;.:.:.:.:.:.:.:./-'ヽ.:.:.:.:| .:.:.:. |.:.:.:.(コ  |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〉.:.:.:.;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;.:.:.:\.:.:.:.:.:.:.:{ .:.:.::ヾ.:.:.:|   |.::.:.:/.:.:.∠、.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:;;;;;;;;;;
.:.:.:__\_/△  ヽ__/r  L/  /,, ヽ─-/-─ '''~|.:.:.:.:.:;;;
.:.:.|.:.:.:.:.: ̄.:.:.:{  ヽ, ,   |.:   .ヽ 〈/.:.:..).:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.
.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.ヽ, |ヽヽ  山,   |  .: /ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.| 、\/◎~~\ l  /.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:|.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:! \/ X△X,,._ } | /.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.|:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:,.ゝ,, \''''''''二ノ ||i l.:., -、:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:
.:.:.:.|.:.:.:/.:.:,.;'´;;;;;;;;lヽ  〒''゙ヽ.,,_| ̄  \_.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.


435 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:56:45 ID:atgubF/o

              __________
               /: : : : : : : : : : : : : : : .,`''‐
           /  : :: : : : : : : : : : : : ∧: : : : : \
         ,/:::::::::::l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⌒  ヽ: :: : : : \
           /:::::::::::::,ノ                \: : : \
        /::::::::/ ._____,,,,,_、          ヽ::::::::::l
       │::::::::ゝ  /      .ゝ-"/  __     `'i:::::l
     /         \         ノ  .l.ヽ__"\    .l::::::!
    ,i゛  /  .ヽ_′ \_____/ノ'''、 !     \   l:::::|    ロベスピエール君、落ち着きましょう。
    |   i!    _       '、  ヽ ヽ     \  ∨_
   ノヽ  !   |,, `リ-;-、,,_  ,, `゙ーー┘`-.._、 : _,../ .',!´ ゙'i  場所にこだわらずとも、我々はどこででも
 /::::::::: ̄     '!_\′ .`')-二'、___,..,_      ̄     .,.r‐ ./
/::::::::::::::::::::::ヽ   'l',、 ゙'‐___/   /''''―ニ二二_,,,_,゙‐'ー' :!  ヽ    議論は可能です。我々の居る場所、そこが
:::::::::::::::::::::::::::::l   'l\`'‐_、 ''─l,___ ./   ./  ./    /   .|
:::::::::::::::::::::::::::::\   .ヽ\/ .`''ー、____ ゙̄'''''''''''"'''''フ   /   ,ノ    すなわち国民議会なのですよ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::\  `-,"-、、/  ´~|゙゙゙゙''''',,','リ    ,r'_-'"
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\   `''-_゙''''―┴''ニニ‐'´   /
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ\、    ` ̄ ̄´    . _ /::::\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ `'ー.,,,,__,,,.____、.-‐''|´::::::::::::::::::::\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i../:::::::::::::::::::::::::::::`、./:::::::::::::::::::::::::::::::\


: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .、: : : : : : : : . . . . .
: ::、: : : : : : : : : : : : : : : : : :゙lヽ: : :゙lヽ: : i、: : : : : : . . . . . .
: :l゙: : : : : : : : :、: : : : : : : :li、゙l,\: ::゙l,ヽ: l ゙l,:|゙l_,,,,,|i、. . . .     行
: |: : : : : : : : : :ト、: : : i、: : :゙|i、゙l `i、: ゙l, ,|;;i‐|''l゙|  'l、. . . .. .    く
: l゙: : : : i、::、: :゙lヽ: : : ゙l\: :゙l゙l.゙l _,,゙l,: {゙゙゙リ l_|,゙l_,. |l、:   i、    か
: |: : : : :li、:|\:゙l ヽ: : :゙l `i、:゙l.゙l゙l'" k:.ト‐'"゙゙゙}l ゙l :l ゙l、 l、 l!  :
: |: : : |l::|゙l_,|,,,..ゝ-‐\:゙l  ゙、|. ゙|   l:| ヾ  ,|  ゙l |. ゙l  .|| ||  :
: |: : ::,|ヒ'|゙゙l:l _..;;-‐テ `-.゙l、 j ´  ∥      | |  | :|:| .|:|. 
: ゙l: : : |゙l:゙l::|r'_,.ir‐"   `ヾ      ´      |.|  ゙l │| |::|.
: :゙l: : :゙l,:゙l゙l::゙i、       :i、              ll゙  .| l゙ ||:::|  球
: ::゙l: : : |〈!|、::゙‐、     ..::゙l、            l′ ,!l゙ .jl:::|  戯
、: ゙l、: ゙l:゙'、:::::::::::....    :::::::゙l  : .,,、          j/  ,|:::|.  場
゙l、: ヽ: :゙l: :ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ-::::′          ノ  .丿:;|   へ
::ヽ: : \:゙l,: : `ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::_,,,-‐ニ''"        ノl   :
: : ヽ: : :゙-ヽ: : : : `'ー、;;:::::::::::::::::::::::`''"゛::::...      ..::/ |


436 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:57:13 ID:atgubF/o

こうして、国民議会の参加者たちは宮殿内の球戯場に
移動し、そこで一つの宣言が産声をあげた


        ,r'Zヽ     _,,,;:-、s-──--ミ,,_
         \l/  _,:r'''"n ,,   'l; ゙l!   ゙l!, ゙ヽ、
           ,;rii" ,  ,リ,ハヘヾi, l, ゙li.   ゙lli, ゙lli,゙'i;
         _,;r'" ,il' ;il' ,i'クノ リ ゙いミ゙ゝ,、゙ゝ  ゙li;lli, 'li;,゙i,
      _,;r''"  ,;il'"ノノノ シ'__  `''弋ミヾミヾ;llllli;, l'}
   _,,:-''"  ,,;ill;'",;i'-''""二二 ̄`   ,,:''''''ー-゙lll;iii,'lllli,'}
,>iii''"   ,,;ィ彡''"/f"  r'''("llli)`    ,/"'flliiミヽ.|!li,'llllliリ   我々は祖国フランスに憲法が制定され、その基礎が確立されるまで
ll'"   ,:i''  }i l゙ {!    ` ̄  '"   i 、 `'''" ,;llll,lllll;ツ
.いi' .;i' r' ;il i'{ `゙              ゙i、   クシ''"     議会を放棄はしない。我々の居る場所、それすなわち国民議会であり
 `i, :lli,  ゙li :l: ゙'':、         ..    i;   .|
  ゙i, ゙llii;, ー゙''li、            ' -'''; r'"    |       事情に応じ、いかなる場所にでも集合することをここに宣言する!
   ゙i, ,l''llli;, ,,ミ            _-     /
.    ;レ  'llllli;  ゙:、      '" ̄   ̄`''ヽ  /
    "|  ,ill'l!.  ゙i、        -==   ./
    _|  ,il' '゙   ゙'ゝ、           /
  /" ヽ、 {,,_     `゙'''ー::,,,_       /
 ,/    `''''ーミ=-:;,,_    `' ̄`''''ー---r''
              \,-、_,:-ー、`ー-'''7ー:、__
             \  `ヽ `ー''''"'<,,_ `ヽ、

     国民議会 初代議長 バイイ
天文学者として名をはせ、その見識から初代議長に選ばれた。


世に『球戯場の誓い(テニスコートの誓い)』と呼ばれる宣誓である。


国民議会と王権の対立は、フランスをいったいどこに
向かわせようとしているのだろうか。

フランス革命勃発まで、あと24日


437 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 17:58:40 ID:atgubF/o
といったところで、短いですが本日は終わりです。
もう少しネタ作ってたんですが、まとめきれてないので
とりあえず、キリのいいところまで。

次回はいよいよ、革命勃発です


438名無しのやる夫だお:2011/01/03(月) 19:37:26 ID:.lNQ31wM
お疲れ様でした。
後編の登場人物の顔見せってところですか。



439名無しのやる夫だお:2011/01/03(月) 19:38:31 ID:x8PDDPKE
おつ
人気不人気に露骨なんだな


441名無しのやる夫だお:2011/01/03(月) 20:54:30 ID:fz8ya/zs

でも国王も拒否できないとか勝手に宣言してそれで問題なく進むと思ったのかね?



442 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/03(月) 22:23:44 ID:atgubF/o
どうもありがとうございます。
次回分もある程度は出来てるんで
早めに投下します。

今後は国王サイドは割りと受身になっていくので
やる夫の出番が減ってくるのが、悩ましすぎる。

国王も拒否できないというのは、まぁ
第三身分の宣戦布告みたいなもんですね。
特権的な身分の存在は許しませんよ、みたいな


443名無しのやる夫だお:2011/01/04(火) 18:01:15 ID:CqMExM5s
ロベスピエールか、何かの漫画の影響で彼=童貞、童貞=ロベスピエールな公式が頭にw


444名無しのやる夫だお:2011/01/05(水) 01:35:43 ID:MrBdCmy6

遂に革命が始まるのか期待



445 ◆Z8aP46qE9c:2011/01/05(水) 22:03:03 ID:mKnIrVIM
>>443
ちょw
実際はどうなんだろうねぇ。
内縁の妻はいたらしいけど、童貞も言われても
納得できるものが、この人にはあるし。

>>444
だらだらと長引いてしまったけど、ようやく
ここまで漕ぎ付けました。
怒涛の鬱展開に乞うご期待




続きはこちら

2 件のコメント:

  1. 処刑大好きキチガイってイメージが持たれがちなロペス・ピエールだけど、女子供に優しい逸話が結構あるんだよなぁ。派閥間争いも相当な物があったので、政権維持するには政敵をバンバン死刑せざるを得ない事情もあったそうだし、一概に批判できないな。

    返信削除
  2. 革命スレでもロベス・ピエールは月だったな。
    イメージにぴったりなんだな。

    返信削除